この作品について
サンプルはモザイク加工と画質を下げておりますが本編はモザイク無し高画質となっ
ております。
【妄想】逆さ撮りパンチラ101~110の総集編です。
彼女たちは、ある種の静けさの中にいた。
それは、渋谷でも新宿でも池袋でもない、
けれど誰もが一度は通り過ぎたことのある、
ショッピングモールの午後の匂いがする場所だった。
スピーカーからは80年代のシティポップが微かに流れていたけれど、
誰も気にしていなかった。誰もが、自分の時間だけを信じていた。
白いワンピースの彼女は、ハンカチを買おうとしていた。
たった一枚の、少しだけ青みがかったレースのハンカチを。
理由はなかった。ただ、それが必要な気がしたのだ。
黒いドレスの女性は、誰かに会うつもりだったかもしれない。
だけど、約束は果たされない予感が彼女の肩に宿っていた。
右手に携えていたスマートフォンは、すでに届かぬメッセージでいっぱいだった。
紙袋を抱えた格子柄の彼女は、たぶん買い物をしていた。
いや、もしかしたらそれはただの通過点だったのかもしれない。
彼女は目の前の棚よりも、もっと遠くにある何かを見ていた。
黄色いバッグを持った女性は、ちょうど迷っていた。
今日という日を「特別な日」と呼べるのか、
それともただの「水曜日」として処理してしまうのか。
その判断には、あと数歩の猶予しかなかった。
白いレースの女性は、首元のペンダントに時々触れながら、
自分の輪郭を確かめているようだった。
誰にも触れられず、誰にも忘れられないように。
ショートヘアの彼女は、ただまっすぐこちらを見つめていた。
目の奥には海があった。騒がしい夏の日の、防波堤のような沈黙。
チェックのワンピースの女性は、
振り返った瞬間にすべてを悟ったような顔をしていた。
それでも振り返ることをやめなかった。
何かが、そこにあったのだろう。
花柄のワンピースの彼女は、思い出の中で最も色鮮やかな時間を纏っていた。
彼女の存在は、季節の狭間に咲く一輪の花に似ていた。
そして、レジ前で財布を開こうとしていた彼女は、ある種の決断をしていた。
それは支払いのことではなく、自分の過去をそっと包み直すような決断だった。
——彼女たちは誰も名前を持たない。
あるいは、すべての名前を一度に持っている。
この午後4時の世界では、彼女たちが存在するだけで、
すべてが少しだけ、ましに思えた。
誰かを待っているのか、
何かを終わらせにきたのか、
それとも、ただ通り過ぎるだけなのか。
だけどそれは重要なことじゃない。
この一瞬が、彼女たちの「物語」なのだ。
非日常の世界をぜひお楽しみください。
枚数:50枚
サイズ:4487x1920(画像によりサイズ違いあり)